丸善出版から、日本霊長類学会が編集した「霊長類学の百科事典」という書籍が出版されました。
752ページもある書籍で、定価も25,000円(本体価格)です。
今西教授が「種間系統関係研究史・理論」という項を執筆しています。ここでは、ヒトおよび霊長類の進化に関する研究の歴史について紹介しています。
「Paper」カテゴリーアーカイブ
メタゲノム解析の解説書
メタゲノム解析の解説書に寄稿しました。
遺伝研に移ったKryukovさんと中川さんが中心になって、全ゲノム配列データベースGenomeSyncと解析ソフトパッケージGSTKの解説をしています。
本書の詳細はこちらをごらんください。
ヒトゲノム事典がまもなく出版されます
ヒトゲノム事典がもうすぐ出版されます。
すでにアマゾンでは予約を受け付けているようです。
この事典には多くの方に執筆のご協力をいただきました。改めて感謝申し上げます。
出版社のサイトはこちらです。
https://www.isshikipub.co.jp/science/humangenome/
【概要】
編集委員: 井ノ上逸朗・今西規・河村正二・斎藤成也(編集委員長)・颯田葉子・田嶋敦
発売: 2021年11月
仕様: A5サイズ/448ページ/上製本/ISBN:978-4-910389-12-7
定価: 13,200円(本体12,000円)
東海大学医学部のニュース
東海大学医学部のニュースとして、松前助教の研究成果が紹介されました。
「医学部医学科の松前助教らが北東アジアの言語族間の遺伝的および文化的多様性の相関関係を解明しました」
https://www.u-tokai.ac.jp/ud-medicine/news/2549/
共同研究に関するプレスリリース
共同研究に関するプレスリリース
「医学科の三上教授らが卵巣がんを早期に発見できる新たな診断システムを開発しました」
https://www.u-tokai.ac.jp/academics/undergraduate/medicine/news/detail/post_135.html
ゲノム配列データに混入したヒト配列について、論文発表しました
縄文人のゲノム解析に関する共著論文が発表されました
縄文人のゲノム解析に関する共著論文が発表されました。当研究室のKryukov研究員が参加しています。
Kanzawa-Kiriyama H, Kryukov K, et al. (2016)
A partial nuclear genome of the Jomons who lived 3000 years ago in Fukushima, Japan.
Journal of Human Genetics
http://www.nature.com/jhg/journal/vaop/ncurrent/full/jhg2016110a.html
朝日新聞の記事はこちら。
ハゼ科魚類キヌバリとチャガラの核DNAとミトコンドリアDNAを用いた種分化の解析
助教の中川が加わったハゼ科魚類キヌバリとチャガラの種分化の研究について、先週の金曜日に報道発表がありました(論文は昨年末にオンライン公開されていました)。
論文のリンク:http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0378111915012226
宮内庁のリンク(日本語での要約があります):http://www.kunaicho.go.jp/page/ronbun/show/1
種の系統関係を調べるためには、連鎖していない様々なlocusのDNA配列を解析し、かつ形態的特徴を精緻に観察して比較すること、というメッセージはとても重要だと個人的には考えています。
ゲノムに内在性したウイルスに由来する配列データベースgEVE
ネコ白血病ウイルスのgag遺伝子の多様性を解明
ネコ白血病ウイルス(FeLV)のgag遺伝子を日本全国のネコから収集し、解析をした研究成果をVirus Research誌に報告しました。
こちらは山口大学共同獣医学部の西垣一男先生との共同研究です。
Genetic diversity in the feline leukemia virus gag gene
Kawamura M, Watanabe S, Odahara Y, Nakagawa S, Endo Y, Tsujimoto H, Nishigaki K.
Virus Res. 2015 Apr 17. pii: S0168-1702(15)00142-2. doi: 10.1016/j.virusres.2015.04.008. [Epub ahead of print]
外来性のFeLVに加えてゲノムに内在化したFeVL(enFeLV)を含めて解析し、外来性と内在性が相同組換えを繰り返して多様性を生み出していることを明らかにしました。