「再現性」のある疾患関連ゲノム多型のデータベースを公開

学術文献で報告されている疾患発症リスク・薬剤応答性・体質に関わるゲノム多型の情報を網羅的に収集し、その機能や連鎖不平衡の情報をつけたデータベース”VarySysDB Disease Edition (VaDE)”を試験的に公開しました。VaDEデータベースの特徴は、人類集団ごとに、複数の独立なサンプルを用いた研究で関連性が再現されたゲノム多型を表示できることです。例えば、東アジア人で再現性の認められたすべての疾患関連ゲノム多型を検索して表示し、ダウンロードできるほか、多型を示すゲノム位置の機能に関する情報も提供しています。ゲノム多型を疾患リスクの予測に使う研究が広まりつつありますが、本データベースは信頼性の高い疾患関連ゲノム多型をそのエビデンスとともに提供します。

試験公開のサイトは、こちらです。今後の改良に活かしていきますので、利用者の方々から広くご意見をいただければ幸いです。

なお、本データベースは平成25-26年度科研費・研究成果公開促進費「データベース」(JSPS科研費、258055および268046)の助成を受けて開発されています。

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