情報生物医学研究室セミナーのお知らせ

北里大学医学部 解剖学研究室 太田博樹研究室から太田先生と博士研究員の勝村啓史さんが本研究室が開催するセミナーで発表してもらいます。詳細はこちらです:

東海大学医学部 基礎医学系分子生命科学 情報生物医学研究室セミナー

演題:ヒトゲノムの多様性と疾患 –メダカを用いたCytochrome P450遺伝子多型の機能解析 –

演者:太田博樹先生、勝村啓史先生(北里大学医学部解剖学研究室)

日付: 2013年6月20日(木)、16時から17時半

場所:東海大学医学部 1号館6階 6F08室

ヒトのゲノム情報を基礎に薬への副作用や疾患原因となる遺伝的変異の研究が急速に進んでいる。こうしたゲノム医学を目的として構築されたデータベ ースに蓄積されたヒトゲノムの多様性を調べていくと、人類の歴史も同時に見えてくる。20~10万年くらい前に誕生した現世人類(Homo sapiens)は、 アフリカ大陸で誕生し、7万年くらい前に世界中へ拡散していった。疾患に関わる遺伝的変異もその多くが“出アフリカ”以前に生まれ、ヒトの拡散にともない世界中へ広まって行ったと考えられる。私達の研究室でのヒトの拡散と遺伝的変異について、さまざまな角度からアプローチしてきている。

本セミナーでは、太田博樹が研究室全体で現在進行中の研究の概要を紹介し、続いて勝村啓史がメダカを用いたヒト多型の生体機能解析について、ヒ ト・メダカで共通するCytochrome P450遺伝子多型の機能解析から得られた結果とともに紹介する。(司会:今西規)

(セミナー終了後に演者を含めた懇親会を行う予定です、ぜひこちらにもご参加ください)